出産・育児で勉強から遠ざかっている間に、学んだはずのプログラミングの記憶がスルスルと抜け落ちていた私…。
もう一度、記憶を呼び起こすために、初心者向けの本を読んでみました。
今回紹介する本は、よせだあつこ著「パブロフくんと学ぶ はじめてのプログラミング」。
今回この本を選んだ理由は、冒頭に書いた通り、初心者向けであることがひとつ。
そしてもう一つは、地元の図書館にあったから、です。
図書館のプログラミング本というのは、少し古いものが多いなかで、この本は2019年出版と比較的新しめ。
子どもの絵本を借りるついでに、一冊借りてみるか〜と気楽な感じで借りました。
読後の感想
表紙に書いてあるとおり、プログラミングについてざっくりと紹介しているのが特徴の本。
ざっくりではありますが、
ITの基礎知識から、各プログラミング言語について、プログラミングの流れなどが分かりやすく簡潔に書かれています。
ちなみにタイトルの「パブロフくん」は、一緒にプログラミングを学んでいく仲間のような犬。
随所に、笑いあり(?)の漫画が入っていて、ゆる〜く読み進められます。
特に、私が分かりやすいと思ったのは、「オブジェクト指向」と「進数」についての解説です。
すこし見ていきましょう。
オブジェクト指向
プログラミング初心者にとっての最初の壁とも言える、「オブジェクト指向」。
私の勉強対象としているJavaは、「オブジェクト指向」の代表格とも言えます。
なので、これから勉強していく上で、「オブジェクト指向」についてしっかり理解しておきたいと思う一方で、
これまで読んできた本では、いまいちしっくり来ない感じでした。
ところが、そのモヤモヤした感じが、この本の解説でスッキリしました!
コンピュータに対する指示を流れに沿って順にプログラミング言語で書いていくという意味で手続き型と呼ばれています。
(中略)
一方、それぞれの指示を別々に書き、各指示の間でやり取りができるようにするソースコードをオブジェクト指向といいます。
挿絵と合わせて文章を読むと、なるほど!とすんなり理解できます。
こんな簡単な話だったんだなあ。
進数
2進数、8進数、10進数、16進数、他の進数への置き換えなど、
プログラミング基礎では避けて通れないのが進数の計算。
コツを覚えると簡単なのですが、なかなか覚えきれないですよね。
ですが、この本では進数の説明が比較的わかりやすかったように思います。
出来る限り分かりやすい言葉で書いてあるので、読み終わった時には、
進数の計算がスラスラ出来るようになる!…かも。
各ブロックごとに、ちょっとした設問もあるので、確認しながら進めることができるのも良いポイントです。
日商プログラミング検定受験予定の人にもおすすめ!
この本は一応、日本商工会議所主催の「日商プログラミング検定BASIC」対応となっていて、
検定で出題される形式で、1回分の問題が載っています。
日商プログラミング検定は、企業勤めの人が受験することも多いようですね。
会社で受験しなくてはいけなくなった、という方にも役立つ本だと思います。
また、「日商プログラミング検定BASIC」対応を謳ってはいるものの、
しっかりと一般的な解説が展開されているので、プログラミングについて軽く勉強したいという人にも使える本。
日商プログラミング検定の受験は考えてないよ〜って人は、最後に載っている練習問題を
この本一冊の理解度チェックとして使ってみてくださいね。
いかがでしたか?
私自身、久しぶりにプログラミングの本を読んで、
ああ〜そうだった!と、過去に学習したことを思い出す糸口を掴めたように思います。
お住まいの地区の図書館にもあるかもなので、気軽に手にとってみるといいですよ。
このパブロフくんシリーズ、第2版も出ているようなので、
そちらも近々読んでみたいと思います。
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