最近良く聞くワード、人工知能(AI)。
「なんと、この家電にはAIが搭載されています!」
「将棋、囲碁でAIがプロ棋士に勝利!」
などなど。
どんな業界でも世間を騒がせていますね。
でも、「今更だけど、人工知能ってなに?」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、人工知能についてサクッと学べるこちらの本↓
藤木俊明著「マンガでわかる人工知能」を紹介したいと思います。
マンガ形式で分かりやすい!
この本の良さは、なんといってもタイトル通り、マンガ形式での解説があること!
マンガと文章での説明が交互にあるつくりになっていて、わかりやすいです。
マンガは、小さい頃によく読んだチャレンジのマンガのような感じ(笑)。
マンガでありながらも、要点は抑えていると思います。
なので、時間がない人とかサラッと知りたいって人は、マンガだけ読んでも充分かも。
ストーリーの最後はクスッと笑える感じ。
個人的には、一橋くんの恋心はどこにいってしまったのかが気になりました(笑)。
説明がかなり簡単になっている
初心者をターゲットにした本なので、説明は全体的に簡単かつ分かりやすくなっています。
以前紹介した、松尾豊著「人工知能は人間を超えるか」の簡易版といった立ち位置だと思います。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 現在は、プログラミングの基礎固めとPython習得に力を入れている私。 コードの原理を学んで、写経して、の日々[…]
いろんな本のポイントだけを抽出したという感じ。
全体として、引用部分もとても多くなっています。
短時間で要所を押さえるには適した本です。
ただ、簡易版なのでもう少し詳しく知りたいなーと少し物足りなく感じる部分もありました。
活字好きや詳しい話を知りたい方には、松尾豊さんの著書をおすすめします。
専門家へのインタビューが結構面白い
人口知能についての大まかな解説がメインなのですが、最後の2章には専門家のインタビューも載っています。
・高木友博氏(明治大学理工学部情報科学科教授)
・三宅陽一郎氏(日本デジタルゲーム学会理事)
のお二方のインタビューです。
専門家の意見が、比較的わかりやすい形で書かれていると思います。
インタビュー形式だから、余計にわかりやすいのかも。
個人の意見の部分もあるとは思いますが、専門家の意見に触れる機会がない私にとっては新鮮でおもしろく感じました。
人工知能の概要をつかむためにはおすすめの本です!
今回は、藤木俊明著「マンガでわかる人工知能」を紹介しました。
少し残念ポイントとしては、マンガでも文章でも、全体として誤字がやや多い気が…。
読める範囲なので、あまり問題ないですが。
とはいえ、
マンガというだけで、とっかかりのハードルがぐんと下がっているのは事実。
人工知能について、大まかな全体像や今何が起きているのかを知ることができると思います。
子供から大人まで、どんな年代の人にもわかりやすい本です。
一度、読んでみてはいかがでしょう?